7月1日（火）～5日（土）に、兵庫県姫路市のアクリエ姫路で開催された「第10回離散要素法国際会議（DEM10）」に出席し、研究発表を行いました。DEM10は、離散要素法（DEM）の国際会議で、30の国と地域から300名以上の研究者が集まり、粒子シミュレーションの最新動向について議論される場です。
今回は「Industrial application of DEM and CFD-DEM」のセッションにて、「DEM-CFD simulation on solid-liquid mixing in an industrial mixing cooker（食品加工用ミキサーにおける固液混合のDEM-CFDシミュレーション）」というテーマで発表を行いました。今回の研究では、実機を想定したミキサー内部での固体と液体の混合挙動を数値的に再現し、最適な撹拌条件の評価を試みました。発表後には多くの参加者から質問をいただき、産業応用におけるDEM-CFDの可能性について世界中の研究者と活発な意見交換の場となりました。