株式会社カジワラ

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テフロン羽根の特性

 煮炊撹拌機KRSやレオニーダーKH・KQの撹拌子、クッキングミキサーOAMの撹拌子で一部使用されているテフロン(フッ素樹脂、PTFE・ポリテトラフルオロエチレン)は、乳白色ロウ状の樹脂で分子中にフッ素原子を含む合成高分子のことです。耐熱性、耐薬品性、非粘着性、低摩擦性などに優れた特徴があります(テフロンはデュポン社の商品名です)。

テフロンの特性

 テフロンの最大の特性はその耐薬品性にあります。いかなる酸およびアルカ リ、溶剤に対しても全く安定していて、侵されたり膨潤したりすることがありません。耐熱性もまたプラスチック中最高で-100℃~+260℃の広い温度範囲にわたって長時間の使用に耐えることができます(ただし、空焚きはおやめ下さい)。

テフロンの特性

テフロンは食べても大丈夫?

 テフロン羽根は容器を焦がさないようにかき取り撹拌するため少しずつ微量ですが磨耗していきます。テフロンは上記の様に他の物質と溶け合わず化学反応も起こしませんので、万一製品に混入し食べてしまっても、そのまま体外に排出されます。

食適証明書(試験報告書 試験結果)抜粋

食適証明書(試験報告書 試験結果)抜

※ただし、鉛およびカドミウムの試験における試料灰化は、白金るつぼを用い、530~550℃で行う。
※上記結果は食品衛生法・食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示370号)に適合する。

テフロン羽根と木羽根との違い

 煮炊撹拌機KRSでは羽根の材質がテフロンと木から選択できます。テフロン羽根は上記以外にも木羽根と比較すると、ささくれや破片が出ないため食品への異物混入の危険性が少ない、生産する食品の色が羽根につきにくい、羽根に匂いが移らないなど衛生面で優れた特長があります。また、万が一テフロン羽根が欠けてしまっても乳白色のため目視で発見することができます。

テフロン羽根の始業点検

  • テフロン羽根の羽根端面(容器に接する面)に異物が付着してないかどうか確認して下さい。異物がある場合は、削り取って下さい(容器内の同じところに深い傷が入るなど磨耗の原因となります)。
  • テフロン羽根を長期間使用していると、テフロン羽根に薄皮が出る場合があります。薄皮が発生した場合は、ナイフやヤスリなどで薄皮を切断(除去)して下さい。

テフロン羽根交換の目安

 テフロン羽根が磨耗してかき取りできなくなった場合、生産する製品が焦げる可能性があります。生産品によっても異なりますが、約2年(約4,000時間)を目安に交換して下さい。ただし、下記のような兆候が見受けられた場合は、早めの羽根交換をお勧めします。
 煮炊撹拌機KRSやレオニーダーKH・KQは、テフロン羽根が磨耗し羽根押え板が容器に干渉しそうになったり、焦げの発生が見受けられたらテフロン羽根を交換して下さい。
 クッキングミキサーOAMは、羽根が磨耗しテフロン羽根と容器の間に隙間ができかき取らなくなったり、羽根が起きてきたり、焦げの発生が見受けられたらテフロン羽根を交換して下さい。

テフロン羽根の交換および羽根合わせ後の試運転方法

 新規購入時やテフロン羽根を交換してすぐの状態や羽根合わせ後すぐの状態はまだ容器とテフロン羽根が馴染んでいません。下記にご注意下さい。

  • 抵抗の大きい水での長時間(5分以上)の運転は避けてください。水で試運転をすると、テフロン羽根のかき取り効果によりテフロンが削れます(水のみで撹拌すると白粉・磨耗粉が浮いてきます)。低粘度商品の場合は十分に水運転を行い、カスが出なくなることを確認してから使用してください。
  • 加熱運転は沸点内(98℃)以内で止めて下さい。排水後はテフロン羽根に付着した白粉・磨耗粉を洗剤で良く洗って落として下さい。
  • 容器内にサニノックスなどの洗剤や廃棄するような食品や野菜くずなど入れ加熱撹拌して頂くとなじみが早くなります。

空運転・空焚きにご注意

 テフロンの耐熱温度は260℃ですが、100℃を超えると強度が少しずつ落ち、変形しやすくなります。特に空焚きは、食材を入れて調理した場合よりも温度の上昇が早く、テフロン羽根の温度が耐熱温度以上の高温になってしまう可能性がありますのでご注意下さい。

テフロン羽根が曲がってしまった場合は?

 煮炊撹拌機KRSで撹拌ヘッドを定位置以外で跳ね上げるとテフロン羽根が曲がってしまいますのでご注意下さい。テフロン羽根を誤って曲げてしまった時は、テフロン羽根を外して平らな所に置き、布などで養生してからプラスチックハンマーで軽く叩くことで応急処置ができます(応急処置後は新しい羽根に交換されることをお勧めします)。

サニタリー性に優れたプラスチック系樹脂「サニプラ樹脂」(特許出願中)

 「サニプラ樹脂」は、耐摩耗性、耐薬品性、摺動特性に優れ、低溶出性などの特長がある樹脂です(融点243℃)。テフロンと比較すると摩耗は1/7、削りかすが激減します(削りかすは微粉状)。異物が羽根に付着することがないため、鍋を疵つけることがなく、きれいな鍋面を維持します。

※「サニプラ樹脂」は蒸気加熱釜専用です。
※万一製品に混入し食べてしまっても、そのまま体外に排出されます(「食品、添加物等の規格基準」に合格)。

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